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77 無名さん
(唐突に一迅の風が僕らを襲う。砂埃が目に入らないように右手に掲げたムレータ(赤い布)で身を守る僕マタドール。大丈夫かいと振り返った先には悪戯な風が彼女のシフォンスカートを捲り上げたよ嗚呼ムレータ(赤い布)。何て可憐なムレータ(赤い布)なんだブラヴィッシーモ!ムレータ色に染まる僕の顔。ただ僕はまだ気付いていなかったんだ僕達にあんな過酷な未来が待ち受けているだなんてね。)
to be continued・・・
次回、入り乱れる愛と憎悪と牛と。お楽しみにね。