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80 無名さん
三日月へ

貞坊の顕現祝いの日は、素晴らしい剣舞を見せてくれてありがとう。
凄みを感じる舞に、やはりきみは刀だなと思ったぜ。

さて、今回文を送ったのはほかでもない。
最近きみが思い悩んでいるんじゃあないかと、心配になっていてな。
思い過ごしならいいんだが、もし胸のうちに抱えていることがあるなら聞かせてほしい。

それからきみに謝らなきゃいけないことがある。
俺はその場の思いつきで深く考えずに発言することが多々あるし、返答も前後することがある。
それできみに嫌な思いをさせてしまったのなら、本当にすまない。
なるべく注意するようにするが、もし気になることがあったなら指摘してくれたら嬉しいぜ。

いずれにせよ、きみとはゆっくりと付き合っていけたらいいと思っている。
気をつかうのはきみの美点でもあるが、伊達だから昔なじみだからという枠にとらわれずに、親しくしてもらえたら嬉しい。
おそらく光坊も貞坊もそう思ってるぜ。俺たちは皆、きみが好きだ。これからも仲良くしてやってくれ。

鶴丸国永
(2017-07-11 11:13)

>>79と同じ月私室の鶴手紙