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88 無名さん
1 創作弟
やさぐれ兄さん。
7つ年の離れた実の兄は、家族思いで情に厚い、すげえ優しくて、面倒見も良くて、笑った顔はキラキラ眩しくて、頼りになる。最高にカッコいい男だった。毎回学校の試験は上から数えて50番以内には必ず入ってて頭も悪くなかったし、長身の上背と抜群のセンスに恵まれて将来はNBA入りも期待できるって界隈では騒がれてたくらい運動能力は桁違い、大好きなバスケのことしか頭にないバスケ馬鹿でプロを目指してた、はずだったのに。
高校3年の夏、最後の大会直前に負った致命的な怪我で突然に選手生命を絶たされた兄さんは、すっかり擦れちまった。何もかもすべてどうでもいいみたいな態度で今まで真面目にやってきた反動か、学校にいる悪い奴らとつるみ出して。未成年で煙草に飲酒、暴力沙汰。数え切れないほど警察の世話になった。家には連日連夜派手な女を連れ込んで親がいるのにヤリまくり、そんな有様じゃ当然だけど、A判定を貰ってた第一志望の大学に受かる受からない以前に受験すら放棄した果ては、定職につかず気まぐれにバイトして飽きたら辞めてを繰り返してるニート同然のフリーター。輝いていたあの頃の兄さんはもういない。はじめは同情してあれやこれやと世話を焼いていた母さんや父さんも、いつまで経っても前向きに真っ当に生きようとせず、自堕落を繰り返している兄さんを完全に見限ってしまったし。ついには数年前に厄介払いまでされて、実家から一文無しで放り出された兄さんは、事実上の絶縁を突き付けられたワケで――。

長々と前置きをごめん。
ご覧の通り、見事にやさぐれてしまった兄さんと狂った兄弟ごっこがしてぇんです。設定上の始め方としては大学進学で一人暮らしを始めた俺が、親に隠れて3年ほど探し回っていた兄さんをようやっと見つけて、半強制的に自宅に連れ込んで数日経った辺りを考えてるので、それ俺のことだわーって思った兄さんはさっさと連絡を寄越してください。まだギリギリ約束の日じゃねぇです。

一応、俺の兄さんはこんな人。
PC条件/29歳、ヒモしてた、バイ、身長180以上、腕っ節が強そうな体つき、自虐的で拗れた思考をしがち

長くて全文持ってこれなかったけどここまで設定するなら小説書いとけよ