Write
90 無名さん
ルビー(創作代理)
昔の恋愛と、いまのを比べることはあまりしたくないけど、

表面上だけは、いい人で、かっこよくて、…世間体ばかりを気にしながらも、自分を愛して、わたしのことなんか全く興味がなかった、他人に与えるということを知らない利己的すぎる、夢見がちなあなたよりも、

寧ろ、人から見えないプライベートなところのほうが、優しいくらいの、芯からかっこいい、自分を大切にすることが少し下手な、等身大のわたしを愛してくれる人のほうがいいに決まってる。

比べようとも思わない。もう、あなたに何の未練もないわ。昔は我慢できたの。だって、あなたのように私を扱う人しか居なかったから、自己犠牲になることが当たり前だったから。……でも、もう嫌だわ。だって、私に酷いことをする人たちは、わたしよりも、ずっとずっと程度が低くくて、わたしよりも高い地位に就くことがないのよ。容姿だって、知能指数だって、センスだって、人脈だって、将来性だって、財産だって、なにひとつ私には敵わないのに。
自己愛に酔いしれながらも、宝石であるわたしを都合よく扱う石ころばかり。あなたたちに、わたしは勿体なかっただけよ。然るべき人にあげたわ。
私は、しあわせにやっています。
(これは昔のお話、姿·作品代理、暈し済)

穴からクロクロに逃亡