Write
93 無名さん
1:クジョウ ナオ
♀ 2↑歳
泡のように消えてしまった、
一度は、探しかけた。だけど、もうきっと、ぼくのところにきみは帰ってこないから。なんとなくそう思ってしまったから、言えなかった言葉を残しておこうと思う。何ヵ月でもいい、何年……いや、何年は、むりかな。そうだな、…ぼくの誕生日。覚えているかは分からないけど、その月まで同じ日にきみを待ってみようと思う。次にこの場に一人で書き込むことがあるとしたら、8月18日。きみと…ゆうりと会った、そんな日。もし……もしね、こんなぼくとまた言葉を交わそうとしてくれることがあった時のために、アドレスは繋がるようにしておくから。ぼくからじゃもう、きみには届かないからね。……ゆうり、きみと過ごした日々は、短い間の夢だったんじゃないかって…今考えることがあるんだ。その短い間に、色々なことを話した、約束もした。ぼくは中々変われないところもあったと思う、イライラさせたこともあったと思う。まあ…変わるとか変わらないとか、1ヶ月でこの何十年を取り戻せるならぼくは魔法使いなのかもしれないね。きっときみだって、すごく喜んだと思う。それが出来なかったことを初めに謝らせてね、…ごめんね、ゆうり。ぼくはね、それでも今までより前を向けていたよ。きみと約束したこと、まだ一人で続けているよ。泣きそうになるけど、でも…できることからやれば、変われるって。ゆうりが言ってくれたから、ぼく…変わりたかったから。がんばって、やれることをやっています。きみと一緒に聴いた曲を聴きながら、楽しかったことを思い出しながら。