1 荒五郎

2話分岐 ボイジャーの鼓動

乱入不可

雪菜がGBNデビューを果たしているその頃、3人の少年少女達もまた、GBN世界に飛び込まんとしていた。
今ここに、新たなる少年少女達のガンプラ冒険譚が始まる。

GS・TOP3の後輩トリオ&レツによるセルフロールです。
18 マッキー
一方、密林地帯に降下したGM/GM(C)は、同じく降下した筈のジム・スナイパーUの姿を探していたが、その姿は中々見つからない。

「よーし、そのままそのまま。」

それもその筈、元々グリーン基調のK9がベースキットにしてあるだけに、密林地帯に対しては保護色として働くには打ってつけなのだった。

「マッキー、目標を狙い射つ!」

【バキューーーーンッ!!】

茂みの中から放たれた狙撃用ライフルの銃弾がGM/GM(B)の胸部を貫通し、そのまま機能停止をして倒れ込んだ。

「やったぁっ!1機撃破だ!」

初めての敵機撃破にガッツポーズをする。
19 カケル
残る1機のGM/GM(A)はボイジャーとのドッグファイトを展開していた。

「このっこのっ!」

頭部バルカンで牽制しつつ、シグマシスライフルを構えるも、上手く狙いが定まらず手間取っては、相手側からビームスプレーガンの反撃をショートシールドで防ぐを繰り返すばかり。

「カー君、援護するよ!」

咄嗟の判断をしたマッキーのUダッシュが狙撃ライフルで援護射撃をしてGM/GM(A)を怯ませ空中のバランスが崩れる。

「ナイスアシストだぜ、マッキー!」
「カー君、落ち着いて!シグマシスライフルは取り回しが難しく当てるのは困難よ!ここは一先ず、接近戦に持ち込んで!」
「お、おう!」

マッキーの的確な援護射撃とチェリーの最もなアドバイスを受けたカケルは、左腕のショートシールドからビームサーベルを発振し、GM/GM(A)をすれ違い様に真っ二つに切断する!

「これで、止めだ!」

そして、振り向き様にダメ押しのシグマシスライフルを発射し、GM/GM(A)を消し炭に変えて爆破消滅させた。

【BATTLE ENDED.】

最後のGM/GMが撃破され、全機撃墜ののアナウンスが響き渡る。

「二人とも、サンキュー。お陰で助かったぜ。」
「全く、世話を焼かせますわ。」
「あう……ゴメン(´・ω・`)」
「まあまあ。とにかく、3人共無事に撃墜出来た事だし、後はレッちゃん先輩と合流してベース基地まで戻ればミッションクリアだね。」
「「………………………あ。」」
「どうしたの、二人共?」
「そういや、レッちゃんの事……」
「すっかり忘れる所でしたわ……」

何てことでしょう。カケルとチェリーはバトルに夢中のあまりに、一足先に機体から降りたレツの事を忘れかけていた!

そのレッちゃんは今頃、本スレで大変な目に遇ってるぞ!
20 カケル、チェリー、マッキー
「さて、レッちゃんはドコに降りたんだか。」
「さあ。取り敢えず、先輩に通信してみようか?」

カケルとマッキーが話し合ってると、救難信号が三人の元に傍受された。

「これは、救難信号?もしや、レッちゃんの身に何か逢ったのではなくて?」

ほぼ正解です、お嬢様。

「ここからだと、そんなに遠く無さそうだね。」
「で、如何なさいますの?」
「決まってるだろ。仮にレッちゃんだとしたら文句一つ言わなきゃ気が済まないし、何にせよ困ってる人を放って置けないしょ。」
「カー君の言う事も最もですわ。」
「じゃあ、決まりだね。」

三人はマップに反応してる救難信号の発信位置を確認し、そのポイントに向かって移動開始した。

後輩トリオ、本スレへ移動。
21 ????
カケル達がレツとデパガチコンビの救援に向かってから暫く経ってからの事であった。

先程、マッキーのジム・スナイパーUが撃破し機能停止した筈だったGM/GMに謎の電流が全身に走り

《ブゥゥゥゥン……》

カメラが赤く発光した途端、ゆっくりと起き上がり、まるでゾンビの如く何処かへと歩き始めた………

そう、それは些細なバグの影響であり、あの『悪魔のツール』による災厄のほんの序の口に過ぎない………

(本スレへ移動)