1 篠宮柚希

少年とピアノと少女と憂鬱

      彼のピアノは
 
   毛布みたいに温かくて

  春の日の昼下がりみたいに
      心地よくて

  緻密なガラス細工みたいに
       繊細で

      それでいて

    勉強をせずに受けた
  テストの結果みたいに残酷だ

  『少年とピアノと少女と憂鬱』

 結局そんなあいつのピアノが
  嫌いになるほど大好きなわけで。
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幼なじみ、切ない