女性

財前へ

一年前の夏前に一夜板で知り合うた財前。
いつん間にか好きになって、財前もおんなじ気持ちになってくれて、付き合いたかち言うてくれたとに、遠距離は無理ち拒んだ俺。

そいでん根気強う寂しか思いはさせんち言うて、会いに来てくれて…そぎゃん財前に俺は甘えとったと。
今年の一月に急に連絡ん来んごつなって、最初は心配しとった。ばってん段々違うったいち気づいて、しつこう連絡はしたらいかんち。もう忘れようち思うた。ばってん、そいが難しいかー。どぎゃんしても忘れられん。

ほんなこつすまん。ばってん、もしもう一度会えたら今度こそ甘えたいせん。
ここも見とるかわからんばってん、アドレスにメールする勇気すらなか俺の最後ん足掻きたい。

未練がましゅうて、すまん。

君に会いたか
鍵なん無くても判りますわ、
アンタが俺の誕生日に呉れはったピアス、今でも大事に持ってますよ。千歳先輩、
遠距離がアカンて言われても、俺はアンタが好きでした。誰よりも一番、久々に自分から惚れた相手やったし付き合えへんでもええから傍に居りたくて。
せやけどリアルで少し問題起こってもうたさかい、連絡する暇も無く時間だけが過ぎてって。

ホンマは先輩の誕生日に連絡しよう思たんです、そないな勇気も出ませんでしたけど。

元気、してはりますか?
風邪やら引いて体壊してませんか?
――…俺の事なん、忘れても良かったんですよ。

付き合えへんでも必ず振り向かせる、俺が幸せにしたりますから。とかデカい口叩いた癖に、アンタの信用を得られへんのなら……て逃げる様な人間やねんから。

メールも手紙も、ホンマは嬉しかった。
嬉しかったんすわ、