女性 東京

誰よりも愛しい、日吉。

諦めようにも諦めきれず、何かにつけてお前を思い出す。
もっと優しく出来たなら。
虚勢を張り過ぎた己と、さもなけりゃお前に正面から向き合え無かった浅はかな人間性を恥じる。

本当の本当に、好きだった。
互いにどれだけ忙しくなろうと、只傍に居れる時だけ、一緒に居られれば、それで幸せだと思っていた。
もっともっと我儘放題してくれて良かった。散々嫌味も皮肉も言ったが、何もかもが可愛くて、仕方が無かった。

あの交換日記だって、燃やす前に本当はバックアップを取っていた。我慢出来ず、二年越しに読み返して只管泣いた。

終わったゲームを何度も何度も悔やんでいる女々しい俺を、もう一度だけ、振ってやって欲しい。
俺がもっと出来た大人だったなら、素直で心根の優しい男だったなら…そんな幻想を、断ち切って欲しい。

何もかもが済まないと、誰よりも愛しいと、今でも色褪せない気持ちでお前を想っている。これがいけない感情だと、頭じゃ解っている。
日吉。真面にさよならも出来ない、物分かりの悪い俺に…今度こそ止めを差してくれ。