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1 クラウド・ストライフ

『空』と『雲』は常に共に…

さて…アンタがどれくらいで気が付くか…そして、どんな反応をするのか…少しで見物ではあるな。

一言一言綴るにはあそこは狭いんだ…俺にとっては。
アンタはどうか分からないけどね
一言なんかで、アンタへの感謝と愛を口にするなんて無理なんだよ…
返事を望んでる訳じゃない。
何かを求めてる訳じゃない。
俺が、アンタへの気持ちを抑えきれないだけ…

今日は泣きっぱなしだったような気がするんだ…
アンタがくれた曲を聴いて
アンタがくれた言葉を見て
分からないけど涙が溢れた…
辛いんじゃなくて
痛いんじゃなくて
苦しかったんだよ。
愛しさが、抑えきれない程に溢れて…伝えたくても伝えれないもどかしさが苦しくて…
きっとキスをしても、抱き締めてもまだ足りない…

俺の『空』

俺だけの『空』

今、どんな夢を見ているのかな?

願わくば

俺の夢の空が晴れ渡りますように

愛しいアンタが

隣を歩いていますように――…
2 クラウド・ストライフ
伝えきれない思いを此処に。
きっとアンタは気付かないだろうから…
最近、“いってきます”
“おやすみ”
“ただいま”すら…交わせない日々が増えた…
仕方ないとは分かっている事。
毎日一言は交わしているし、もとはそんな即レスではないんだよな…アンタは。
だから、俺はきっと他の人よりは幸せなんだと思う…そう、幸せだと…
でも、少し泣きそうなんだ…
もっと傍に居たい…せめて寝るまでの時間は…
でも、それを望むとアンタは困ったように笑う。
『俺が無理をしなきゃお前は満たされないの?』
と…それが深く胸に刺さって抜けない。
あぁ…今までの幸せな日々はアンタが俺を求めてたんじゃなくて、無理をさせて俺がさせていたんだって…
なぁ、誰かに聞きたいんだ…
俺の願いは貪欲ですか…?
別に一日中じゃない…今から緒に居れるよ?と言われた時間の間だけでも、短くていい…ただ、他愛もない話をしたいだけなんだ。
長い言葉なんて求めてない…
特別な事なんて求めてない…
ただ、髪に触れて笑いかけてくれるだけでもいいのに…
貪欲なのか…
なぁ…誰か答えを聞かせてくれ。