1 無名さん
ポエマーミスラ
今回はミスラじゃないけど新作上がってた
1 黒/衣/の/男
雛の羽翼
───正気か、貴様。
年中、それなりの温暖を保つ島に稀なる沛雨が襲った、明くる朝。やけに冷えると腕をさする研究員に「筋肉が足りんのだ」など叱咤しつ戻った研究所の一画、我が執務室に於いて響く、己のうちより発せられし美声に陶酔するという現実逃避を、別なる音吐が、───小春に芽吹く瑞々しい蕾が若葉を萌えさせるかの和やかさでやんわり制止した。
脳内より再生させた声帯模写程度、容易くはあるが、今はそのときではない。ゆえに要約するなら、───
・空の民が(恐らく)大変
・洪水やら、氾濫やら、(多分)そんなところ
これは、まあいい。余に関係するところではない。事案はそれに続く余の耳がおかしくなったのかとさえ思しき、甚だ言語違いの趣旨だ。
かの獣は鎮魂歌よりもやさしげな声色を惜しげもなく協和させ、奏す。造/物/主≠ネる男と酷似するかおばせを、あの男がけして見せぬ聖母がごとしの慈しみを湛える笑みへと変えながら。
「留守のあいだ、サ/ン/ダ/ル/フ/ォ/ンの傍についていてやってはくれないだろうか。」
………おい待て。なにひとつわからん。
狡/知がいるだろうと宣えば、あやつも共に向かうのだと云う。ル/シ/フ/ァーが論外であることは、さしもの余とて察するにあまりある。だが、………なぜだ。なにを以ってして、余を選んだ。
「問いは、希いだ。」
処すぞ、貴様。
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1 黒/衣/の/男
雛の羽翼
───正気か、貴様。
年中、それなりの温暖を保つ島に稀なる沛雨が襲った、明くる朝。やけに冷えると腕をさする研究員に「筋肉が足りんのだ」など叱咤しつ戻った研究所の一画、我が執務室に於いて響く、己のうちより発せられし美声に陶酔するという現実逃避を、別なる音吐が、───小春に芽吹く瑞々しい蕾が若葉を萌えさせるかの和やかさでやんわり制止した。
脳内より再生させた声帯模写程度、容易くはあるが、今はそのときではない。ゆえに要約するなら、───
・空の民が(恐らく)大変
・洪水やら、氾濫やら、(多分)そんなところ
これは、まあいい。余に関係するところではない。事案はそれに続く余の耳がおかしくなったのかとさえ思しき、甚だ言語違いの趣旨だ。
かの獣は鎮魂歌よりもやさしげな声色を惜しげもなく協和させ、奏す。造/物/主≠ネる男と酷似するかおばせを、あの男がけして見せぬ聖母がごとしの慈しみを湛える笑みへと変えながら。
「留守のあいだ、サ/ン/ダ/ル/フ/ォ/ンの傍についていてやってはくれないだろうか。」
………おい待て。なにひとつわからん。
狡/知がいるだろうと宣えば、あやつも共に向かうのだと云う。ル/シ/フ/ァーが論外であることは、さしもの余とて察するにあまりある。だが、………なぜだ。なにを以ってして、余を選んだ。
「問いは、希いだ。」
処すぞ、貴様。
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97 無名さん
連投指摘されたら黙る霧草
98 無名さん
嫌われすぎ
99 無名さん
霧はystkみたいに無害面してサークル潜り込むから厄介
ポエマーミスラは一目で避けられるから害ないけど
ポエマーミスラは一目で避けられるから害ないけど
100 無名さん