身体中に残る傷跡

嫌われたくが無い故に…こんな処に言葉を残してしまいました。

こんな処に残してしまっても嫌われてしまいそうですが。


貴方は今、何をしていますか？
元気で居ますか？
届く筈の電信を送るのも…、返事が無いことに怖くなってしまいました。
嫌われてしまったのではないかと、そう。
…それとも目覚めたことを後悔しているのかと、思ってしまいます。


目覚めてもまだ、身体が不安定ならまだもう少しゆっくりしていてもいいんです。
｢俺はまた頑張れる｣と言った様に…目覚めるのを待っていられますから。

俺の隣はずっと変わらず貴方です。
貴方しか要らない。


まだ苦しいなら、そう言って下さい。理由があるのなら、…待っていられますから。

掴んだと思った光が…再び同じように手からすり抜けていくのはもう嫌です。
今度こそ、立ち直ることなんて出来ない。


だから少しでもいい、俺に言葉を下さい。

俺の光は、…他の誰でも無く『貴方』。

辛い思いも貴方が居てくれればそんなもの、何の苦にもならなかった。

俺を深い闇から何度も救いあげてくれた。

どうか、その想いを…罪だと言わないで下さい。

追い詰めてしまって…、苦しめてしまって御免なさい。これはきっと、謝っても謝りきれない。


それでも俺は…貴方の傍に居たかった。


「愛してた」よりも…、俺は「愛してる」がいい。

その想いの先が俺でなくても…、今は、今だけは…そう思わせて欲しい。

消えてしまっても…想いはずっと変わりませんから。
沢山の思い出をありがとう。
こんな俺を愛してくれてありがとう。

あの日、出会えたことに感謝しています。

…ずっと、愛しています。

俺の最後の愛しい人。
…誰よりも貴方を愛しています。

大好きな貴方。

どうかずっと幸せに。


消えてしまう俺を許して下さい。
いえ、卑怯だと罵ってくれてもいい。

どうしても、宿命には逆らえなくて。

貴方が悪くなんてない。

そうさせてしまったのは俺。

追い詰めてしまって御免なさい。
暖かな優しさで貴方をいつも迎えれなくて…


…自分のことしか考えていなかった俺は…‥


ありがとう。
本当にありがとう。


本当の愛しさを教えてくれて。
人の温もりを教えてくれて。


…貴方の幸せを、誰よりも願っています。

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