102号室 信楽 燕

▼過去ログ26
2018/11/19 23:20

■信楽 燕
(調子が出てきたのかお酒のレパートリーを増やして愛鳥は歌い続けているだろう。答えながらも愛犬との攻防は中々終わりを迎えずにいたが不意に届いた恋人の提案に振り向き、意味を理解すれば顔は案の定真っ赤へと変貌し。座るのを妨げていた愛犬を見ればドヤ顔をしており「これが狙いか」と今度は自分が目で訴えて。恥ずかしさはあるも恋人に甘えたい気持ちは勿論あり、やがて決心すればそろりと恋人の隣に移動しコーヒーをテーブルに。そしてゆっくり倒して恋人の腿に頭を乗せようと)トカゲいいよな。小さいのは愛嬌あるし、大きいのも何だかんだで可愛いしよ。……っ!?え、あ…と、隣でいい。ここは、俺の枕だから。
2018/11/19(月)23:20

■水島 環
(呼んだどちらの名前に反応したのかは分からずも、呼べば応える健気にも映った彼の愛鳥の仕草に自然と口角は上げられてしまい。つぶらな瞳で居酒屋のメニューを謳う声に小さく吹き出し笑いを零して肩を揺らした後、動物全般を好むという返答を耳に再び視線を相手に向けては、何やら和ましくも愛犬と椅子取りゲームを楽しむ姿が目に入り刹那、短い微笑を一つ。良くよく観察していると心なしか、聡い愛犬の所作はどこか二人を寄り添わせようとするキューピッドの様にも見えてしまえば軽く腕組みをして観察していた手を解いて腰をソファにゆっくりと沈め、掲示板でのやり取りを叶えるべく、己の隣を差し示してソファの生地を軽く叩いた直後、隣が嫌であるならばと次は自分の腿を叩いて恋人を己の元へ招いて)俺も動物は何でも。爬虫類の中ならトカゲが一番好き。……椅子取りゲーム?行くとこがないならこっちに来なよ。隣が嫌なら、ここでも良いよ。
2018/11/19(月)23:03

■信楽 燕
(キッチンから見えた眼鏡を外した恋人の姿にも再び装着するその動作にすら胸をときめかせて。呼ばれたオーちゃんはパッと顔を上げてこちらに顔を向けたり首を傾げたりをしていたが暫くすれば「ビール」「牛すじ」等教えられた言葉を気まぐれに喋り出し。自分の分のコーヒーも用意して隣は恥ずかしいからと恋人の向かいの席に座ろうとするもそこには先程までソファにいた筈の愛犬が陣取っていて。キョトリとして別の席に移動しようとすれば愛犬が先回りし再び陣取って。目で「いつまでも恥ずかしがってるんじゃない」と目で訴えてくる愛犬との攻防を恋人の前で暫く繰り返しているだろう)だろ。普段も可愛いもんなんだが覚えた言葉は何故か居酒屋のレパートリーか酒の種類だけなんだよな。俺も教えてんのにそっちは全然だ。…まあ、犬も鳥も猫も、動物ならなんでも。爬虫類も平気だし……コーヒーは気にすんな。俺も飲みたかったし………イ、イト?座れねぇんだけど…。
2018/11/19(月)22:44

■水島 環
(寒暖差で否応なしに曇ってしまう眼鏡を一度取り外し、シャツの袖でレンズを拭ってから再び装着し。鮮明になった視界に映し込んだ相手を捉えると隣室でリラックスをして羽繕いをする頬の丸みを帯びた橙色が愛らしい彼の愛鳥に視線を移して眺める事暫し。彼から名前を聞かされては何の気なし常日頃と変わらない落ち着いた低音でその二つの呼び名を復唱する様に呼んでみて。また部屋を訪れるお目付け役とも言われる人物が教える言葉が何なのか気になり、身体を相手の方に向けて訊ね。視界に入ったのは己の好物であるコーヒーの歓待に表情を綻ばせ、手にした買い物袋を静かにその場に下ろして)オリゼー。…オーちゃん。…あの頬のチークとトサカ?可愛いな。先輩、犬も鳥も好きなんだ。…変な言葉?……いつものコーヒーもありがと。
2018/11/19(月)22:21

■信楽 燕
(コートを掛け終わり恋人が先にリビングに向かったのを見送れば先程のやり取りを1人玄関で思い出して恥ずかしさにズルズルと床に座り込んで悶絶し。しかし身に染み入る幸福感は本物で、その幸せをくれる恋人に少しでも感謝を伝えようと、美味しいコーヒーを淹れようと立ち上がりキッチンに入りコーヒーとビターチョコ、おしぼりをテーブルに出す頃には普段と変わらない様子に戻っている筈で。愛犬は土産くらい構わないと言いたげにヘラッとした笑みを浮かべ先にソファで落ち着き。愛鳥は見知らぬ恋人に頭の羽を立たせ様子を見ていたが愛犬と飼い主の様子から警戒しなくても大丈夫そうだと判断したのか羽繕いを始め)そいつ、オカメインコの名前はオリゼーっていうんだ。でもずっとオーちゃんって呼んでたからか、オーちゃんの方を名前だと思ってやがんだ。しかも家に来るあの人が変な言葉ばかり教え込んでてな。
2018/11/19(月)22:00

■水島 環
(好きという感情を会うたび、言葉を交わすたび、体温を分け合うたびに身をもって知って行く温かな感覚を胸の内に抱きながら己の身を案ずる声に軽く頷いて歩き出せば、愛想を振りながら案内してくれる柴の和ましく可愛らしい顔と仕草に癒されつつ「お邪魔します」の挨拶と共にソファの前まで進んで足を止め、軽く屈んで暫し彼の愛犬と戯れていようか。すると鼓膜に響いたインコと思われる鳴き声に開かれたままの隣室に佇む彼のペットの姿に気付き)…イト、こんばんは。今日はお前に手土産はないんだ、ごめんな。……?…オカメインコ?…ああ、この子が。
2018/11/19(月)21:42


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